位相差顕微鏡

むし歯や歯周病は生活習慣病であると同時に細菌が引き起こす感染症です。 当院では3800倍の倍率の位相差顕微鏡を使用して、実際に患者様のお口の中の歯垢を採取し、その場で活発に動く各種の口腔内細菌を見ていただいております。 口腔内には常在菌もいるので細菌をゼロにすることは不可能ですが、各種細菌の中から虫歯や歯周病に関わる菌を減らして、低い細菌レベルにコントロールする事は可能です。 当院の予防担当の歯科 […]

クイックジェット

歯の表面に付いた茶シブやタバコのヤニなどをオレンジフレーバーのかいソルトパウダーをジェット噴射で吹きつけ、本来の歯の色にリーニングします。 その後は歯科衛生士が専用器具で歯の表面をツルツルに磨きます。 みなさんは、ご自分の本来の歯の色をご存知ですか? 永久歯になってから何年も使い続けている歯は、実はいろいろな汚れや色が付いてしまっているのです。 毎日歯磨きを丁寧にしていても、やはりブラッシングで落 […]

ペンスコープ

お口の中の問題点を言葉だけで一生懸命患者さんにお話しても、なかなか理解して頂くことは難しいと思います。 しかし、「百聞は一見にしかず」というとおり、むし歯の状態を画像で見ることができれば、容易に理解できるようになると思います。 そこで当院では、患者さんにはいかに「見てわかる安心」を与えられるかという考え方のもと、カメラでお口の中を撮影させていただいています。 特に、ペンスコープ(ワイヤレス口腔内撮 […]

ファインディング・ニモの歯医者

映画「ファインディング・ニモ」をご覧になった方はご存知の通り、ニモが海から連れて行かれた先はシドニーのフィリップ・シャーマン先生の歯科医院の水槽でした。 そこにいる観賞魚たちが先生の歯科治療の様子を水槽内から見ていて話しているのですが、そのコメントが歯科関係の人にしかわからないようなちょっとマニアックなものだったので、せっかくなので解説してみようと思いました。 これからDVDでご覧になる方は、始ま […]

3Mix-MP法

従来の治療法では、虫歯が大きいと歯の神経の治療をする必要がありました。歯の神経の治療は痛みがでやすく、治療回数がかかるだけでなく、歯の神経を取った歯は弱くなり、歯が折れたり、歯の根の先に膿がたまってしまうこともあります。 3Mix-MP法(すりーみっくすえむぴーほう)は、3種類の薬剤を虫歯の上に置き、歯を無菌化します。痛みが少なく、治療回数も少なく、歯の神経の治療が必要ないという特徴があります。 […]

虫歯があるのに治療をしないのはなぜでしょう?

虫歯治療の新しい考え方 「この虫歯は治療しなくても大丈夫です」といわれても、「せっかく来たのに虫歯の治療をしないなんて」、「虫歯を治療しないで大丈夫なの?」と思われた方も多いと思います。 つい最近までの歯科治療は、どんなに小さな虫歯でも削って治すのが当たり前でした。ところが、削ってつめた金属やプラスチックのつめ物はその後どうなったでしょうか? 私(院長)自身は8歳で奥歯に銀歯を入れましたが、12年 […]

海外タバコのパッケージから

歯周病の最大のリスク因子はタバコです。 タバコの煙には約200種類の有害物質が含まれており、毎日タバコを吸う人は、タバコを吸わない人に比べて肺がんの発症が4.4倍、歯周病のリスクは約4倍です。さらに困ったことに、タバコから立ちのぼる煙(副流煙)はさらに毒性が高く(タールは主流煙の3倍)、1日20本以上喫煙する夫と暮らす妻(非喫煙者)の肺がん死亡率は、夫が喫煙しない場合の約2倍です。 歯科では内科の […]

歯ぎしりのセルフケア

「歯ぎしり」、「かみしめ」は決して特異なことではありません。誰でもしている一種の癖とお考え下さい。ですから、特に問題をおこさない限りは放置してもかまわないのですが、時には次のような問題を引きおこします。 歯の障害、歯の磨耗(削れてしまうこと)、歯の破折、しみる、かむと痛い、つめ物がすぐに壊れる、とれる 歯肉の障害、歯周病 顎関節(あごの関節)の影響、顎関節痛、開口障害、クリック音(口の開閉時のあご […]

年齢別にみた乳歯の萌出率

年齢別にみた乳歯の萌出率 上の歯(上顎) 歯の名前 乳中切歯A 乳側切歯B 乳犬歯C 第1乳臼歯D 第2乳臼歯E 6ヶ月~7ヶ月 6.10% 3.70% 0.50% 0.50% 0.00% 1歳0ヶ月 ~1歳1ヶ月 88.90% 78.70% 6.10% 11.30% 0.50% 1歳6ヶ月 ~1歳7ヶ月 97.90% 96.30% 76.30% 89.40% 1.20% 2歳0ヶ月 ~2歳1ヶ月 […]

年齢による指しゃぶりの考え方と対応

幼児期前期(1歳すぎ~3歳頃)のお子様の指しゃぶりへの対応 3歳くらいまでの指しゃぶりは赤ちゃんのときの「吸う」という生まれながらの反射のなごりであると考えてよいでしょう。この時期の指しゃぶりは、発達期の生理的なものとしてとらえ、あまり神経質になる必要はありません。保護者の方はお子さまを温かく見守りましょう。 お子さまの3歳の誕生日を目標に指しゃぶりをなくす場合、「3歳になったら指しゃぶりをやめよ […]